技術職員奮闘記

とある地方大学の技術職員をやってる「ぼっち」です。楽をするためにがんばるを目指して日々奮闘しております。本ブログは個人の意見であり、大学とは関係がありません。

GogsをCentos7にインストール with MySQL

前置き

自分だけで適当に使えるGitサーバーが欲しかったので、Gogs(Go Git Service)を構築。意外と日本語のサイトがなかったので、インストール手順と注意点のまとめを掲載。
ブログ最初の記事なので分かりにくいのはごめんなさい。今後のためにも指摘していただけると喜びます。

目標

Gogsをコマンド上で起動するところまで。次回以降、Gogsの初期設定、nginxでの80ポート受け、dockerでのGogs立ち上げなどに続きます。

流れ

  • 環境紹介
  • Gitのインストール
  • MySQLのインストール
  • Gogsのインストール

環境紹介

まっさらなCentOS7を用意しました。バージョンは以下の通り

$ cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.4.1708 (Core)

実行ユーザーはgogsを追加

$ useradd gogs
$ passwd gogs

gogsユーザーでsudoを実行できるようwheelグループへ追加

$ usermod -G wheel gogs

yum updateの実行とsudoの確認

$ sudo yum update

以降断りがなければgogsユーザーです。

Gitのインストール

GitのリポジトリサーバーなだけあってそもそものGitが必要。インストールは以下のコマンドのみ。

$ sudo yum install git

この記事を書いている時点で、Gitのバージョンは1.7.1以上が必須(サーバー・クライアント両方)とのこと。

MySQLのインストール

既存のMySQLを削除

$ sudo yum remove mariadb-libs
#フォルダも削除
$ sudo rm -rf /var/lib/mysql/

最新のMySQLをインストール

$ sudo yum localinstall https://dev.mysql.com/get/mysql57-community-release-el7-11.noarch.rpm
$ sudo yum install mysql mysql-devel mysql-server mysql-utilities

MySQLの起動とサービスに登録

$ sudo systemctl start mysqld
$ sudo systemctl enable mysqld

rootパスワードの取得

$ grep 'temporary password' /var/log/mysqld.log

#出力されるやつ。root@localhost:より右側にあるやつがrootのパスワードになる
[Note] A temporary password is generated for root@localhost: R<Sq=DyWy6:k

MySQLの初期設定

$ mysql_secure_installation

#上で取得したパスワード(ここだとR<Sq=DyWy6:k)を入力
$ Enter password for user root:

#新しいパスワードを入力。
$ New password:
#以降、質問されるがyでOK。詳しくはググってください

Gogsで使うデータベースの作成

$ mysql -uroot -p
#設定したパスワードを入力
$ Enter password:*********
$ create database gogs;
$ exit

Gogsのインストール

バイナリの取得

#ダウンロードしてくる
$ wget https://dl.gogs.io/0.11.29/linux_amd64.tar.gz

#解凍
$ tar zxvf linux_amd64.tar.gz

#Gogsの起動
$ cd ./gogs/
$ ./gogs web

#カラフルな字で下のような文字列が出れば起動成功
[ INFO] Gogs 0.11.29.0727
[ INFO] Cache Service Enabled
[ INFO] Session Service Enabled
[ INFO] SQLite3 Supported
[ INFO] Run Mode: Development
[ INFO] Listen: http://0.0.0.0:3000